効果絶大!ホームステイで英語を伸ばそう【体験者目線】

目次
留学の方法はさまざまですが、語学留学であれ、スポーツや音楽やダンスといった特殊技能留学であれ、インターン留学であれ、24時間365日学校や稽古場や職場にいるわけではありません。
学校や稽古場もしくは職場を出た、生活の中心となる寝食を共にする場所、ホーム。
これはメインの活動場所以上に重要です。
そんな留学先でのステイ先のメイン、ホームステイについてお話いたします。
ホームステイ留学の効果
ホームステイはその名の通り、家に住まうことです。
見ず知らずの他人と一緒に、その家族の一員として生活をします。
あなたが朝起きて、おはようと挨拶をし、顔を洗い、着替えて朝食を取り「いってきます」と家を出る。
帰宅して、手を洗い、夕食をとり、家族と談笑し、一緒にTVを観て、宿題や課題をこなして、入浴して、眠りにつく…。
こうした極々当たり前の日常が、全て日本語から英語に代わるのがホームステイ最大の魅力です。
それに、海外でいきなり一人暮らしをするのは危険極まりないですし、何か分からない事など困ったことなどあった時にすぐに相談出来る、という強みもあります。
何よりも、それらを全て英語でこなす事が当たり前、四六時中英語を話して生活せざるを得ないので必然的に英語力は上がります。
上がらない筈がありません。
また、実のお母さんでもないホストマザーに「えーまた魚?肉が食べたい、ステーキにして!」なんて言えませんし、だらしなく脱いだ靴下をほったらかしにすることも出来ません。
家族に甘え、いささかだらしない生活をしてきた人にとって、自然ときちんと日常をこなすようになるという意外な利点もあります。
ホームステイならではの楽しさ・メリット
一人暮らしや寮と異なり、ホームステイ最大の楽しさ・メリットはなんといっても24時間英語漬けで、生きた英語を学びたい放題というところです。
一人ぼっちでは寂しく不安なのは勿論、話し相手がいなければその分英語力は上がりません。
ホームステイとは朝起きてからすぐ、帰宅してから夜眠るまでずっと、英語で話す相手がいる素晴らしい環境です。
学校でおきたこと、昨夜見た夢、今一緒に観ているTVの内容など、いつでも話せる相手がいる、というのは日本にいてはなかなか味わうことが出来ません。
英語が話せなくても問題ない?
ホームステイ先の家族は受け入れる人の英語力をある程度選ぶことが出来ます。
英語をほとんど話せない初心者でも歓迎するステイ先があれば、ある程度話せる人でないと面倒見切れない、という家庭もあります。
ですので、英語が話せなくても受け入れてくれるステイ先があるので大丈夫です。
しかし「じゃあ何も話さなくていいや」ではいけません。
「留学経験があれば誰でもペラペラになれる」と誤解している人がいますが、当の本人が喋る努力をしなければ、例え10年留学しても喋れないままです。
単語を紡ぐだけでも、テキストの例文をそのまま読んでも、書いて伝えてでも構わないので、「言いたいことを自力で伝える」努力をしましょう。
さすればあなたの英語力は必然的に上がります。
ホームステイ先での代表的な会話ネタを準備しておきましょう
ホームステイ先が決まったら、その家族の写真や家族構成などある程度情報提供される事が常です。
相手の趣味や生活環境など、何か共通の話題があることが多いので、必ずチェックしておきましょう。
日本に興味津々なホームステイ先もあれば、全く気にしないステイ先もありますが、日本の事を聞かれた時に何も答えられないのは、やはり日本人として少し恥ずかしいので、何かしら自分が興味を持てる事を勉強していくのがおすすめです。
日本のお祭りや日本食など身近な話題でも十分です。
ホームステイで失敗しないために
ホームステイ先は第二の家族です。短期留学であれ長期留学であれ、良好な関係を築きたいものです。
留学先の文化、マナー、日本と大きく異なることは事前に調べておきましょう。これは旅行ガイドブックなどにも記載されています。
そして大切なのは分からないことはその都度確認し、何か注意を受けたら素直に謝ることです。
エージェントを通じてホストファミリーを調べましょう
ホストファミリーを手配してくれるエージェント選びは非常に重要です。
事前にきちんと下調べをして、少しでも疑問に思うことはどんどん質問しましょう。
留学は誰しも最初は不安なものです。
その不安なクライアントの質問を煙たがるようなエージェントは避けましょう。
特に重要なのは、「もしホームステイ先と上手くいかなかった時、何かしらトラブルがあった時に、ステイ先の変更を速やかに行って貰えるかどうか」です。
これに応じてくれないエージェントは絶対に利用すべきではありません。
お土産は必ず準備しましょう
短期であれ長期であれ、お世話になるステイ先へ感謝をこめてお土産を持っていきましょう。
高価なものである必要はありません。
ステイ先の好みが分からない事が多いので、手土産は日本のお菓子が無難です。意外に思われますが、スーパーで普通に買える日本メーカーのお菓子は海外でも非常に人気です。
日持ちしないものは絶対に避けましょう。
日本人形や日本刀に着物などは、ありがた迷惑になる場合もあるので最初は避けた方が良いでしょう。
日本のキャラクターグッズは海外でも大人気です。
好みはありますが、子供や学生のいるステイ先なら喜ばれること請け合いです。
必要な持ち物は必ずこちらで準備しましょう
日本では当たり前にあるものが、外国では無いことがあります。
「これがないと駄目」と感じる日用品がある場合、多少荷物になっても持参するのが慣れない外国で快適な生活を送るコツです。
歯ブラシ一つとっても、海外のものは日本人の口には大きすぎて使いにくい 、タオルがふわふわじゃない、トイレットペーパーの肌当たりが…など小さな不便が多々あります。
海外慣れしている人や短期間なら気にしない人は良いですが、そうでない方は身の回りの品に注意が必要です。
気まずい関係にならないよう、マナーは守りましょう
日本でもそうですが、海外でもどの家庭にもルールがあります。
郷に入れば郷に従うのがマナーです。
ステイ先も文化の違う人を受け入れる心構えはあるので、例え彼らにとって変な事をしても、頭ごなしに怒る事はない筈ですが、注意されたらまず謝罪し、どうしたら良いか教えを乞いましょう。
間違いは誰にでもあります。
間違いを犯すことよりも、素直に間違いを認め、正すことが大切です。
お世話になったホストファミリーに手紙を書きましょう
ステイ期間が終わったらハガキ一枚でもいいので是非お礼の手紙を書きましょう。
日本特有の綺麗な絵葉書やキャラクターハガキなどが喜ばれます。
拙い英語でも構わないので「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。
いつまたどこで、そのステイ先とご縁があるか分かりません。
ホームステイの危険性は?
残念な事ですが中にはお金目的(ステイ先はボランティアの場合もありますが、長期になると結構まとまった費用が支払われます)の人もいて、ちゃんと食事を提供しなかったり、非常に不衛生な部屋をあてがったり、なぜか勉強の邪魔をしてきたり、プライベートにやたら介入してきたりすることもあります。
非常に悪い例だと日本では禁止の薬物を乱用していたり、酒浸りだったり、持ち物を盗んだり、性的関係を持とうとしたり…と心無い人やとんでもない人もたまにいます。
そういった人はエージェントには見栄えの良い調査書を提出していたりするので、「最初に聞いていた環境と大きく違う」と思ったり、不愉快な思いや怖い思いをしたらすぐさまエージェントに相談しましょう。
特に身の危険を感じることがあれば迷っている暇はありません。
すぐにエージェント、学校や勤務先などに報告し、すぐさまその場所から離れることが必要です。
ホームステイをするにあたり危険性は低いものの、ゼロではありません。
運悪くとんでもないステイ先に当たってしまった時、そうでなくても単にステイ先と馬があわず、 精神的に苦痛な時にちゃんと対応してくれるエージェントがいれば心強いので、エージェント選びは慎重に行いましょう。
まとめ
ホームステイで英語を伸ばすために、
・ホームステイで24時間英語漬けの環境を楽しもう!
・突っ立っているだけでは英語力は伸びない、片言でもいいので積極的にコミュニケーションを取ろう。
・間違いがあったら素直に謝り、分からない事はどんどん質問しよう。
・エージェント選びは慎重に!不安な事は事前にしっかり相談しよう。
以上の点を忘れずに、楽しくて有意義なホームステイを経験して貰いたいと願っています。
ホームステイは英語力の向上だけでなく、あなたの人生に大きな感動や喜びと思い出を与えてくれることでしょう。
留学先を検討されている方はこちら