TOEIC 900点の壁を超えるシンプルな勉強法を公開!【受験者目線】

TOEIC900点を目指しているけれど、なかなか超えられない…
という方もいらっしゃるかと思いますが、正しいやり方で勉強すればもう一歩の努力で超えられます。
そのような悩みを持たれている方向けに、当記事ではフルタイムで仕事をしながら、815点から3ヶ月で900点を突破した、私の実践した勉強方法をご紹介していきたいと思います。
『勉強しているのに伸びない』と悩んでいる方は、【成長曲線の仕組み】も御覧ください
TOEIC900点のレベル
TOEIC900点を取得するための勉強時間
100点アップさせるのに200〜300時間程度の勉強時間がかかると言われています。
私のケースですが815点から900点に到達した際は、テスト3ヶ月前は1日1〜3時間程度(合計で約200時間)の勉強時間を取っていました。
自身の今のスコアから換算して、いつまでに達成するのか目標を立てましょう。
TOEIC900点は就職活動や昇進に有利か
TOEICは日本では最も認知度の高い英語の試験で、そのため就職や昇進の条件にしている企業も多くなっています。
採用でTOEICスコアを求めている企業は、概ね700点以上で評価されると考えましょう。
外資系企業など英語を使う企業では、800点や900点を入社までに求めていることもあります。
昇進では、企業によって異なりますが、500〜600点を基準にしているところが多いようで、幹部への昇格には750点のケースもあります。
また、海外勤務の基準は900点程度を求められます。
900点のスコアを持っていることは、就職や昇進に有利だけでなく、海外に関わる仕事をしたい方にも強みになるといえるでしょう。
TOEIC900点の壁を超えるために重要なこと
TOEICで伸び悩みの方へ
まず、苦手なパートが無いか確認しましょう。
苦手なパートがあると、900点にはなかなか到達できませんので、スコアレポートを見て、自分の弱点を把握し対策していきましょう。
また、試験のためのテクニックに頼らない英語力も身につけるようにしましょう。
例えばリスニングで、回答文の音声が流れている間に次の問題文を読んでおく等、多くの方法が出回っています。
もちろん本番の時にはテクニックは最大限使って構わないのですが、900点を狙う場合は正攻法でも正解できる程度の力が求められます。
TOEIC900点突破のために使用した参考書
私が実際にTOEIC900点突破のために使用した参考書・問題集をご紹介します。
TOEIC公式問題集
TOEICには公式の問題集があります。
各出版社の予想問題集もありますが、実際に試験を作っている機関から出ているものが、一番傾向が近いと思います。
リスニングについても、本番の音声に慣れておくことができますので、公式がおすすめです。
TOEIC TEST特急シリーズ
レベル別やパート別に問題集が出ているシリーズで、苦手分野を集中的に学習するのにピッタリです。
文庫本くらいのサイズなので、通勤時間などのスキマ時間を活用して勉強できますし、スマートフォンで勉強できる有料アプリも出ています。
TOEIC各パート別勉強法
リスニング
900点を取るときの点数配分の目安になればと思い掲載しますが、TOEIC公式サイトの平均スコアを見ると、リーディングよりも、リスニングの方が50点ほど高くなる傾向があるようです。
TOEIC公式サイト参照:https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist.html
そこで900点台を取るためには、リスニングは満点に近い点数を狙っていきましょう。
では満点近くの点数を取るためにもリスニング力のアップに最適な方法である、「ディクテーション」と「シャドーイング」をご紹介していきます。
ディクテーション
ディクテーションは、聞いた英語音声を書き起こす勉強法です。
初心者の方でもやりやすく、文章の長さや難易度を変えれば上級者にも有効な方法です。
使う音声は、公式問題集のCDを使い、最初はパート1、パート2の短い音声から始めます。
i.書き取り
まずは音声を聞きながら、分かる限り書いてみて、特に強調されている単語が聞き取れているかを確認しましょう。
そして正解は見ずに、もう一度書き取りをやってください。
1回目に聞き取れなかったところ、アクセントが弱くなっている部分、動詞の時制にも注意しながら聞きましょう。
ii.正解の確認
問題集の解答で正しい文章を確認します。
音がつながって聞こえる部分や、音が消失している部分など、自分が聞き取れなかったところを確認しながら読みましょう。
そして、音声を再度聞きながら、本文を読んでみましょう。
iii.もう一度聞く
最後に、何も見ずに音声を聞いてみましょう。
最初に聞いたときより、文章の細かな部分まで聞こえていることを確認します。
シャドーイング
英語の音声を聞きながら、少し遅れて声に出して言ってみる方法です。
自分の口で言えない言葉は耳で聞き取ることができない、とも言われていますので、発音や強弱も同じように言えるようにしていきます。
自分の音声を録音して確認してみるのもいい方法です。
いきなりシャドーイングをするのは難しいので、次の手順でやってみましょう。
こちらもTOEICの問題集を使います。
いきなり長文をいっぺんにやるのではなく、始めは一文、もしくは数文のかたまりから始めます。
i.音読
まずは解答の文章を見ながら音読してみましょう。
発音が難しいところ、口がまわらないところなどを確認します。
ii.オーバーラッピング
次に音声を流し、文章を見ながら一緒に音読をしましょう。
強弱や緩急、区切りの位置に注意して音読します。
スピードについていけない時もありますが、ここができないとシャドーイングも難しくなりますので、根気よく練習してみましょう。
iii.シャドーイング
いよいよシャドーイングです。
文章は見ずに、音声を聞いて後追いで同じ文を言っていきます。
つっかえてしまうところは、リスニングの時にもつまづくポイントになりますので、何回もやってみましょう。
シャドーイングのやり方について詳細を知りたい方はこちら
リーディング
多くの方が時間が足りなくなるパートですが、900点台を目指す場合はリーディングパートで最低405点は取らなければいけません。
新形式で難易度が上がり、最後まで解いても450点ほどしか取れないことが多いようです。
最後の問題まで解けるスピード感と、簡単なミスをしない力をつける対策をしていきましょう。
パート5、6
語彙の問題は、パート7の長文読解に時間を取るために、全体で20〜25分、1問あたり20〜30秒程度で解けるようにしたいところです。
覚えている単語数と、正答の選び方を知っているかが鍵になります。
時制や品詞の問題か、単語の意味の問題かで解き方にパターンがあるので、問題集の解説までしっかり読んで身につけましょう。
パート7
本番の試験では、問題文を先に読んでから答えを探すなど、自分が早く解ける方法を積極的に使っていきましょう。
ただ、普段の学習時には、読むスピードそのものをしっかり上げていく練習をします。
このパートは1問1分くらいが目安になります。
文章全てを読むと、かなりスピードをあげて読まなければいけませんが、タイマーを使って繰り返し練習しましょう。
解いた後は解説もしっかり読み込み、分からない単語や言い回しなどを覚えていくようにしましょう。
まとめ
以上、TOEICで900点を突破する方法をまとめてみました。
勉強時間数や方法を聞くと、「大変そう」と感じるかもしれませんが、努力すれば必ず届くレベルです。
そしてある程度勉強してきて基礎力が既にある方にとって、TOEIC900突破はリスニングのための耳のトレーニング、リーディングのための目のトレーニングになってきます。
根気がいりますが、筋トレと同じでやればやっただけ点数は上がっていきます。
900点達成に向けて、頑張っていきましょう!
TOEICの勉強は、スキマ時間を活用することも効果的です。