【日本人在学生が語る】香港中文大学MBAの特徴を徹底解説

【日本人在学生が語る】香港中文大学MBAの特徴を徹底解説

アジアのMBAに留学したいけど、どこの大学がよいかわからない・・・

現在でも欧米MBAが主流な中、徐々に注目を集めるアジアMBA。

その中でもシンガポール、上海だけでなく、留学先として香港MBAを検討される方も多いのではないでしょうか。

そこで本日は現役在学生の私より、皆さんのお力に少しでもなればと考え、香港中文大学MBAの特徴を解説させていただきます。

CUHK MBAのURL:
https://mba.cuhk.edu.hk/


アジアでMBA――もっと気軽に、もっと成長できる場所へ

※香港中文大学MBAの先輩の著書です。こちらもご参考にどうぞ。

香港中文大学の概要

香港中文大学の概要

香港中文大学は『聯合書院』、『新亞書院』、『崇基書院』、『逸夫書院』が合併したアジア屈指の総合大学で、香港の大学で唯一カレッジ制を採用しています。

現在は文系・理系問わず8つの学部が存在しており、学科はさらに細かく分かれています。

そして世界中の大学と関わりがあるため、非常に国際色豊かで英語での授業も多彩。

またキャンパスの広さ、建物及び設備数、学生数とも香港随一の大学であり、さらには書ききることが出来ないほどの著名な卒業生が活躍しています。

例えば、香港金融管理局総裁の陳徳霖氏、HSBC銀行 元アジア太平洋最高責任者の鄭海泉氏、チャイナエアライン取締役社長(MBA卒)の林鵬良氏、香港政府駐東京経済貿易代表部首席代表(MBA卒)黄碧兒など、政財界問わず要職につかれる校友の多いことが特徴です。

MBAプログラムの特徴

香港中文大学MBAプログラムの特徴

他のビジネススクールとは異なる、特にユニークな点を2つに分けて説明していきます。

アントレプレナーシップ

香港中文大学MBAの最もユニークな点として、アントレプレナーシップが挙げられます。

自身もベンチャーキャピタルを経営する名物教授、Wilton Chau氏を中心に起業家育成にフォーカスしたプログラムが数多くあります。

アントレプレナーシップを理由に入学してくる学生も多く、私の代でも既に起業している学生や、これから起業を考えている学生は非常に多いです。

香港中文大学は、香港サイエンスパークまで徒歩20分、中国のシリコンバレーと呼ばれる深圳のボーダー(国境のようなもの)まで、最寄りの駅から電車で20分と近いこともあり、スタートアップ企業とのネットワーク作りには最適な環境が整っております。

イベントも頻繁に開催されていて、IT、医療、ファイナンスなど様々な業界での最先端の技術を学ぶことが出来ます。

校友会ネットワーク

香港中文大学MBAは1966年に始まった、アジアで最も長い歴史を持つMBAプログラムになります。

そのため卒業生の人数も多く、現在までで6,600人ほどになります。

このような卒業生の大規模なネットワークは、アジアでの人脈構築や卒業後のキャリアを考える上で非常に強力なバックアップです。

また、メンターシッププログラムといわれる卒業生と在学生を繋ぎ、ネットワークを十分に活用することの出来るプログラムも用意されています。

このプログラムを通じて、自分の希望するキャリアで実際に働いている卒業生とコネクションを作ることが出来るので、在学生にとっては非常に魅力的なプログラムとなっています。

日本人学生の動向

香港中文大学MBAの日本人学生の動向

毎年2名~5名ほどの日本人が香港中文大学MBAへ入学します。

そこまで日本人の数が多くないので、ダイバーシティーをより経験したい、せっかく海外に行くので外国人とたくさん話したいと思われている方には、香港中文大学MBAは適していると思います。

また、MBA卒業後の進路ですが、簡単に直近5年間の日本人学生のバックグラウンドと卒業先をまとめました。

2018年
私費 男性 職歴/物流会社
私費 男性 職歴/総合家電メーカー

2017年
社費 男性 職歴/私立大学職員
私費 男性 職歴/ITベンチャー
私費 男性 職歴/総合電機メーカー→香港の日系企業
社費 男性 職歴/総合セキュリティ会社
私費 男性 職歴/製薬会社→中国の日系製薬会社に駐在

2016年
私費 男性 職歴/音楽プロデューサー→起業
私費 男性 職歴/総合商社→サッカーチームのGM→スポーツ選手のエージェント
私費 男性 職歴/証券会社→製薬会社→ITベンチャー

2015年
私費 男性 職歴/広告代理店→外資系映画配給会社→外資系通信企業
社費 男性 職歴/総合セキュリティ会社

2014年
私費 男性 職歴/総合商社→環境ビジネスでアジアにて起業
社費 男性 職歴/総合セキュリティ会社→外資系電機メーカー
私費 男性 職歴/外資系生命保険会社→外資系製薬会社→外資系証券

ランキングについて

ここでは香港中文大学のランキングと、特に香港中文大学MBAのランキングを説明していきます。

香港中文大学としては”QS University Ranking”を見てみると、2019年に世界で49位にランクイン、アジアでは9位にランクインしています。

直近3年間でも世界では50位以内、アジアでは10位以内にランクインしていることから、大学全体としてアジアを代表する大学と言うことが出来ます。

また、香港中文大学MBAのランキングを見てみると、Financial TimesのGlobal MBA Rankingでは2019年に57位、直近3年間の平均は45位となっています。

香港中文大学MBAの入学試験について

GMATもしくはGRE、TOEFLもしくはIELTSの試験結果、そしてエッセイの提出と面接が求められます。

面接については現地に行かずとも、スカイプで行なうことも交渉次第では可能です。

GMATでは600点以上、IELTSでいえば6.5以上が目安となります。

GMATの点数が高いほど、奨学金の獲得がしやすいこともあるので、GMATの点数が高いに越したことはありません。

年によって条件が変わるので、必ず香港中文大学MBAの公式サイトより状況確認を行ってください。
URL:https://mba.cuhk.edu.hk/

MBAにおけるGMAT、GREなど、各種試験対策を知りたい方はこちら

香港中文大学MBAのメリット

香港中文大学MBAのメリット

実際に香港中文大学MBAに入学して感じた2つのメリットを紹介していきます。

実践的なプログラム

上記で述べたアントレプレナーシップにも関連してきますが、実践的なプログラムが多く、ビジネスマンとして必要な力をしっかり身に付けることができます。

例えばApplied Entrepreneurshipという授業では5人1組のチームを作り、実際のスタートアップ企業と組んで、資金調達のためのプレゼンテーションを投資家の前で行います。

他にもBusiness Practicumという授業では、実際の会社にヒアリングを行い経営に関するデータの分析、そしてその会社に最適な戦略の立案をしていくことも。

机上の空論で終わることなく、実際のビジネスの現場で学ぶことの出来る機会があることは、非常に魅力的です。

学費/生活費を安く済ませれる

MBA留学を考える上で、お金の話を切り離すことは出来ませんし、普通に香港で生活しようと思えば東京とそこまで物価も変わらないのも事実です。

しかし香港中文大学は1年制のMBAであるため、2年制が多いMBAの世界では学費は割安です。

そして上手くいけば返済不要の奨学金を貰うことも出来るかもしれませんし、実際に周りの日本人学生も学費の数十%に相当する奨学金を得ています。

また、食費に関しても大学の食堂は安く、1食HK20~30$(280~420円)ほどです。

さらには独身や単身で来られる方は寮に住むことができ、月4,000HKDくらい(5~6万円前後)と、非常にリーズナブルな値段になっています。

交換留学プログラム

交換留学を希望される方は、希望先のビジネススクールへ追加の授業料を払うことなく行くことが可能です。

上記でも述べました通り香港中文大学MBAは、アジア最古のMBAで世界中の大学とも繋がりも深く、あらゆる地域の大学へ交換留学をすることが可能になっているので、是非この制度を活用して交換留学をされることをおススメします。

留学にあたっての注意点

卒業後の就職について

香港中文大学MBAの校友ネットワークやネームバリューは、中華圏では非常に強力です。それらの力と本人の実力とあわせ、香港や中国で活躍されている日本人の方も一定数いらっしゃいます。

しかし、香港や中国で転職活動をするには、英語も中国語も話せ、仕事もできる現地のスーパーエリートと競争することになるので、相応の就職準備をすることが重要です。

また卒業後の選択として、日本に戻って就職されることを検討する方もいらっしゃるでしょう。

授業の合間に就職活動を行うのは大変であるのと、留学直前になって進路に慌てることがないよう、香港に留学する前からMBA後にどのようなキャリアをたどりたいのか、どういったスケジュールで就職活動を行うかなど、余裕をもって情報収集と活動をすることをおススメします。

余談にはなりますが、私も実際に日本での就職を考えて転職活動を行っていますが、日本でもアジアMBAの評価は上がってきているように感じています。

ビジネススクールに入学していなければ、面接まで進むことが出来ていなかったであろう多くの会社と面接をすることができ、実際にインターンシップを獲得することもできました。

英語環境について

多くの香港人が英語を話せますが、街中では話せない人も時折いらっしゃいます。

しかし大学の中は授業が英語であることからも、英語が通じないケースはほぼありません。

そしてMBAの授業となると、ほとんどの学生がネイティブと対等に英語を話せます。

『英語力が足りないから授業についていけない』とならないよう、MBA合格後も英語の勉強を怠らず、香港でも継続して英語を勉強する、そして率先して外国人に話しにいく意識が必要です。

まとめ

香港中文大学MBAの特徴まとめ

社会人の方であれば仕事をしながらのMBA受験は本当に苦労を伴います。

英語やGMATのスコアが、自分の思うようなスコアにならない時には、やる気を失うこともあるでしょう。

また退職して留学される方は、周囲に愚痴をこぼすことも出来ません。

一方で人生は1回しかない中、MBAは非常に投資価値の高い機会ですし、少しでもMBAに興味をお持ちであれば、是非挑戦していただきたいと思います。

そしてもし香港中文大学MBAに興味をお持ちであれば、ぜひとも試験の門を叩いてください。

応援しています。

アジアMBA全般について知りたい方はこちら

【香港MBA取得者が語る】アジアMBAの魅力を徹底解説

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