偶然を英語で何ていう?【実務者監修】

目次
「偶然」「たまたま」を表す英語の表現は、状況やニュアンスによって様々です。
どんな表現があるのか、シーンごとに例文と一緒にご紹介していきます。
すごい偶然を英語でいうと
可能性がとても低いことが起きて、びっくりしたときには、”coincidence”(偶然)と、”such”を使って、以下のように表現できます。
例)It is such a coincidence that we have the same birthday! : 私たちの誕生日が同じなんて、すごい偶然だね!
偶然見つけたを英語でいうと
「偶然〜した」と言いたいときには、通常の過去系の文章の文末に、By chanceをつけましょう。
また、偶然起こったことが良いことだったとき、ラッキーだったときには、By luckを使うこともできます。
「偶然見つけた」は、以下のように言うことができます。
I found 〜 by chance.
I found 〜 by luck.
例)I found a nice cafe by luck last week. : 先週、素敵なカフェを偶然見つけました。
偶然の一致を英語でいうと
他の人との持ち物がたまたま同じだったときなど、「偶然の一致だね!」と言いたいときはどのような文になるでしょうか。
“coincidence”や”coincidental”の一単語だけで、「偶然の一致」という意味もあるので、以下のように言うことができます。
It is coincidental that 〜(文)
例)It was coincidental that she arrived when he did. : 彼が到着したと同時に彼女も着いたのは、偶然の一致だった。
あえて、「一致」と言いたい場合、Coincidental matchと言うこともできますが、あまり一般的ではないようです。
偶然の出来事を英語でいうと
「偶然の出来事」という表現でよく使われるのは、’accident’や’unexpected event’です。
例)It was only by an unexpected event that I saw her yesterday:昨日、私が彼女に会ったのは、ほの偶然の出来事だった。
偶然会えて嬉しかったを英語でいうと
「偶然会う」「ばったり会う」は「run into 〜(人)」と言います。
「〜(人)に偶然会えて嬉しかった!」は、以下のようになります。
I was happy to run into 〜(人)
例)I was happy to run into you yesterday! : 昨日、偶然会えて嬉しかった!
なんて偶然でしょう!を英語でいうと
起こった偶然に対して、「びっくりした!」「なんて偶然なんだ!」という驚きを表現したい時には、What a coincidence! と言うことができます。
偶然が重なったを英語でいうと
偶然の出来事が次々と、もしくは同時に起こった場合、以下のような表現が使えます。
set (a series) of coincidences:偶然の連続
例)Due to unexpected set of coincidences, our project was a success.:予想もしない偶然が重なった結果、私たちのプロジェクトは成功に終わった。
偶然とたまたまを英語で使い分けると
確率が低いことが起きたときの「偶然」と、“ちょうどその時に起きた”という意味の「たまたま」。
この微妙な違いを使い分けてみましょう。
「偶然」を表したいときには、”by coincidence””by chance”が使われます。
「たまたま」と言いたいときには、”happen to 〜”がよく使われています。
「私は昨日、東京でJaneに会った」という文で、意味合いの違いを比べてみましょう。
例)I saw Jane in Tokyo yesterday by coincidence.
こちらは例えば、「私」とJaneは遠いところに住んでいてめったに会わないのに、二人とも同じ日に東京にいてばったり会った、という「偶然」です。
I happened to see Jane in Tokyo yesterday.
こちらは、二人とも東京には普段からよく出かけていて、特に約束はしていなかったけれど、ばったり出会った、という「たまたま」の表現になります。
まぐれを英語でいうと
運良く、物事がうまくいったときや、謙遜するときに言う「まぐれでうまくいったよ!」という表現です。“lucky”や”luck”を使って、「運がよかった」という言い方で表現します。
また、”fluke”=「ビリヤードで、偶然上手くいったショット」という単語を使って、”lucky fluke”という表現も使われます。
例)It was just luck.
That was just a lucky fluke.
奇遇にもを英語でいうと
奇遇は、「知っている人に、思いがけずばったり会うこと」です。
人とばったり出会ったときにはrun into 〜(人)、物・場所にばったり出くわした場合には、come across 〜(物・場所)が使えます。
また、ばったり出会った人に「奇遇だね!」と言いたい時には、What a coincidence!、What are the chances!がぴったりです。
遭遇するを英語でいうと
「遭遇する」というニュアンスの表現は、”encounter”を使いましょう。”run into 〜”や”come across 〜”よりも、「敵」や「困難」などに出会う、という意味合いが強くなります。
例)The explorers encountered many hardships.:探検家たちは多くの困難に遭遇した。
出くわすを英語でいうと
「〜と鉢合わせする」という言い方には”bump into 〜”というものもあります。
元々の意味は「無意識にぶつかること」「車で衝突すること」です。
前出の”run into 〜”や”come across 〜”も、もちろん使えます。
例)I heard you bumped into Jack in Tokyo.:東京でJackにばったり会ったらしいね。
まとめ
英語にも偶然や、たまたまの表現がいろいろありましたね。
日常会話や仕事でもよく出てくる言い回しですので、ぜひ覚えて使ってみて下さい。
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