ほぼ独学でIELTS6.5取得の対策をわかりやすく解説【意外に簡単】

目次
英語圏の大学へ留学のために、IELTSのスコアが必要
IELTSの勉強を進めているが、なかなかスコアが伸びない
という方へ。
英語圏の大学・大学院に留学する際、ほとんどの大学はIELTSで6.5以上+各セクション6.0以上のスコア所持を留学条件の一つに設定しています。
IELTSを学習する際、情報の少なさから、どのように学習を進めればよいのか、どのような教材を使用すればよいのかわからないこともあるでしょう。
そこで語学学校に通ったり、短期留学に行ったりしなければ、IELTS6.5を取得することは難しいのではないかと思うかもしれません。
しかし、学校や留学へ行かずとも、IELTS6.5であればほぼ独学で十分に取得できるレベルです。
今回はほぼ一人でできる、IELTS6.5を取得するためのパート別勉強法についてわかりやすく解説していきます。
『勉強しているのに伸びない』と悩んでいる方は、【成長曲線の仕組み】も御覧ください。
IELTSの対策を始める前に~TOEICを勉強しよう〜
TOEICで700点以上取得してからチャレンジするのもよいでしょう。
TOEICは基礎的な問題が多いため、自身の英語力を測るにはよいのと、TOEICで培った基礎力がIELTSでも活きてきます。
また、IELTSは試験のレベルが少し高いので、いきなり勉強すると挫折の原因にもなりがちです。
IELTSの対策を始める前に~センター試験(英語)を解いてみよう~
センター試験も、教科書を逸脱しないレベルの基礎的な問題であるため、今の自分の英語力を知るにはうってつけの試験です。
もしあなたが大学生なら、一度センター試験を解いてみてください。
リスニングで40/50、リーディングで160/200以上とることができれば、基礎力は十分にあると言えるので、IELTSの学習を始めても大丈夫でしょう。
もし上記の点数以下であったならば、センター試験の勉強から始めて、しっかりと基礎を固めてからIELTSの勉強へ移行することをお勧めします。
IELTS6.5を取得するためのパート別対策
IELTS6.5を取得するため、まずは単語力を磨こう
英語だけでなく語学において、単語力は必要不可欠です。
単語力はダイレクトに得点に直結してきますし、各パートの基礎となるところです。
単語を覚えるためには、単語帳を使って学習するのが一番です。
単語帳を選ぶ際には単語ごとに例文がついていて、かつ例文を読み上げてくれるCDが付属しているものを購入しましょう。
例文の中で単語の使い方を知ることで、単語をより覚えやすくするためです。
おすすめは以下の単語帳です。
【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500
※当該書籍の音声は、旺文社のリスニングアプリである「英語の友」にて聴くことができます。
詳しくは公式ウェブサイト(http://www.eigonotomo.com/)をご覧ください。
IELTS6.5を取得するためのリーディング対策
リーディングは日本人が比較的得意とするパートです。
しっかりと対策をすれば、一番高スコアを取りやすい部分であると言えるでしょう。
ここでは、リーディングに必要な3つの能力及びその勉強法を紹介します。
速読力を身に着けよう
IELSのリーディングパートは非常に文量が多いです。
ある程度文章を早く読む能力がないと、最後まで解ききることができません。
速読力はIELTSの過去問を使って鍛えましょう。
※Cambridge IELTSシリーズは偽物も出回っているそうなので、書籍の出所に必ず注意して購入されるようにしてください。
リーディングの問題を設問ごとに時間を決め、その設定時間内に解き終わるように問題を解きます。
目安ですが、大問1で12~3分、大問2で17~8分、大問3で25分ほどで解き終わるのが理想です。
精読力を磨こう
速読力に加え、精読力も設問を解く上では大切な能力です。
精読力も過去問を使って鍛えることができます。
まず、速読の練習をしたあと、その文章の内容が理解できるまで時間をかけて読み進めます。
こうすることで、英文の理解力を鍛えることができ、精読力の向上につながります。
また、都度分からない単語が出てきたら、まず文脈から意味を予測してから、辞書を引くようにしてください。
IELTS6.5を取得するためのリスニング対策
IELTSのリスニングの内容もしっかりと対策をすることで高スコアを狙えます。
リスニングにおいては以下の4点を抑えることで、得点をアップすることができます。
まずは先ほど紹介した単語帳【実践IELTS英単語3500 】を使ってボキャブラリーを増やしましょう。
例文を読み上げてくれるので、例文とともに正しい発音を覚えることができます。
速読力を磨こう
『速読ができる』すなわち英語の処理の処理能力が高いということを意味します。
速読においては、文章を二度も三度も読み返す時間はありません。
リスニングも同じで、音声を一度だけ聴いて、内容を理解していく必要があります。
正しい英語の発音を学ぼう
言語の学習においては、原則として自分が発音できない音は聞き取れないという法則があります。
単語力も速読力もあるのに、リスニングが苦手な人は自分の発音を見直してみてください。
特に日本人は、「th」や「r」などの音をしっかり発音できる人は、それほど多くありませんので、しっかり練習しましょう。
スペルを日ごろから意識しよう
IELTSのリスニングでは解答を記述しなければいけません。
この時、スペルが間違っていればスコアが下がってしまうので、日ごろからスペルを意識しましょう。
スペルミスのせいで点数を落としてしまうと、悔やまれてなりませんので、くれぐれも油断しないようにしてください。
IELTS6.5を取得するためのライティング対策
ライティングは自身で添削することはできないため、お金を出して添削してもらうしかないのでは・・・と考えるかもしれません。
実際、ライティングの添削は料金が高く、最安値でも1つの作文につき1000円くらいします。
ただでさえIELTSは受験料が高いのに、ライティング対策においても高いお金を出すとなると少し抵抗がありますよね。
この記事を見てくださっているみなさん、心配いりません。
IELTS6.0までのレベルでしたら、ライティングに添削はそこまで必要ないと考えます。
- エッセイの構成方法、パターンを理解する
- ライティングで使えそうな表現リストを作る/覚える
- 作文をするたびにサンプルエッセイと見比べ、自分の書いた文を分析する
この3点をしっかり押さえておけば、添削なしでも6.0のスコアを取得することができます。
そこで上記3点を身につけるためにおすすめなのが、UdemyでIELTSライティング対策の授業を受講することです。
UdemyではIELTSのライティングに特化した授業、を1000円くらいの低価格で受講することができます。
https://www.udemy.com/mastering-ielts-writing-task-1-academic/learn/v4/overview
https://www.udemy.com/mastering-ielts-writing-task-2/learn/v4/overview
それでは実際に各ポイントの詳細を見ていきましょう。
①エッセイの構成方法を理解する
IELTSのライティングでは、出題パターンが決まっているため、パターン別に対策を練ることで、比較的容易に高得点を取ることができます。
また、ライティングでは文の構成が高得点を取る上では非常に重要になってきます。
例えば、パート1ではイントロ→概観→キーポイント1→キーポイント2というように高得点を取るためのフレームをまずは覚えてしまいましょう。
②使えそうな表現のリストを作る/覚える
IELTSのライティングでは接続表現やパターン別によく使う表現を覚えておくと、ライティングの時間短縮につながる上、得点の向上にもつながります。
③サンプルエッセイと自分の書いた作文を見比べ、自分の作文を分析する
添削なしでライティングの添削を自分でする時は、サンプルエッセイを使いましょう。
サンプルエッセイはネット上で無料のものがたくさん公開されています。
自分の書いた文章とサンプルエッセイを見比べ、構成、単語等の使い方の違いを徹底的に分析して、使える表現はどんどん習得していきましょう。
これを繰り返すことで一人でもエッセイの質を向上させることができます。
また、書籍の中にもライティング教材はあるので、そちらのサンプルも利用するのもよいでしょう。
たとえば、CD付 IELTS完全対策&トリプル模試 (CD book)のライティングの箇所も有益ですので、ご参考ください。
リーディング、リスニングについては本番とかけ離れている感があるので、あまりおすすめしませんが、スピーキング、ライティングの表現などは参考になります。
IELTS6.5を取得するためのスピーキング対策
スピーキングは相手がいなければ練習できないと思われがちですが、そんなことはありません。
むしろ、一人で練習する時間のほうが効率的にスピーキングを高めることができます。
ここでも、CD付 IELTS完全対策&トリプル模試 (CD book)のスピーキングの箇所も有益ですので、ご参考ください。
頻出トピック集を使って録音しながら演習をする
IELTSのスピーキングでは頻出トピックがあります。
頻出トピックに答える練習をすることで、そのトピックに対応したスピーキング能力を身に着けることができます。
演習をする際は、かならず録音しながら行ってください。あとで録音聴いて、うまく話すことができなかった部分を理解するためです。
ちなみに以下のサイトが有益です。
IELTSスピーキング例題110選
http://atsueigo.com/ieltsspeakingquestions/
IELTS Speaking Part1 頻出トピック関連語彙のまとめ
https://backyee.com/possible-questions-and-uncommon-vocabulary-ielts-speaking-part1/
IELTS Speaking Samples
https://www.ielts-mentor.com/speaking-sample
頻出トピックで使えそうな単語/フレーズを覚える
頻出トピック集で何度も練習していると、毎回使う言い回しや言いたくても、どのように言えばよいかわからない表現が、自分の中ではっきりしてきます。
それらの表現をまとめた自分だけのフレーズ集を作って、何度も復習してください。
そうすることで、スピーキング能力を底上げすることができます。
例として以下の画像のような形でノートにフレーズ集を作って、覚えていくとよいでしょう。
日本語の作文を口頭で英語に訳出する
IELTSのtopicに関連しそうな、日本語の文章を何でもよいので用意します。
その作文を英語に口頭で訳していきます。
訳出できない部分があったらすぐに辞書で調べ、訳を続けていきます。
こうすることで、効果的に自分が英語で表現できない部分を覚えていくことができ、結果スピーキング能力の向上につながります。
IELTS6.5取得に向けた対策まとめ
IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能すべての能力を試験するため、一見すると一人では太刀打ちできないように見えるかもしれません。
しかし、英語の基礎を固めて対策をすれば、Overall 6.5は語学学校や留学へ行かずとも取得することができます。
上記の勉強法を参考にして、夢への切符をつかみ取ってください!
IELTS7.0取得のための勉強法を知りたい方はこちら