意外に簡単!?英検1級の勉強法を合格者が徹底解説

意外に簡単!?英検1級の勉強法を合格者が徹底解説

英語が得意な人なら、一度は夢見る「英検一級」。

どんなものだろうと、本屋で英検1級の単語帳を手に取って、見たことすらない単語の羅列に困惑した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし勉強のやり方さえ間違わず、しっかり努力すれば意外にも簡単です。

当記事では、英検1級に合格した私の経験をベースに、効果的な勉強法をわかりやすくご紹介していきます。

英検準1級の勉強法を知りたい方はこちら

英検1級の合格点

英検1級の合格点

新形式の英検では素点での合格点は公表されていません。

そのため、自己採点の段階で合格か不合格か、予測するのが難しくなっています。

CSEスコアとは

CSEスコアとは、国際基準規格のCEFRと関連性をもたせたユニバーサルなスコア尺度「Common Scale for English(CSE)」のことです。

出典:公益財団法人 日本英語検定協会https://www.eiken.or.jp/cse/

新形式の英検では素点での合格点は公表されない代わりに、CSEスコアでは合格点が公表されています。

英検一級の場合、一次試験の合格基準CSEスコアは2028/2550(79.5%)、二次試験は602/850(70.8%)となります。

しかしこれは、単純計算で「2028÷2550=0.79529…」だから、各問題8割取れていれば合格!というわけではありません。

試験問題によって難易度が異なることで、合格の質が異なってしまうことを防ぐため、受験者の平均値をとった統計学的な要素が加わる評価法をとっています。

そのため、問題を何パーセント正答すれば合格といったはっきりした基準はありませんし、日本英語検定協会側も公表していません。

英検1級のすごさ

英検一級の合格率はおおよそ10%前後となっています。

出典:CEL英語ソリューションズ(https://www.cel-eigo.com/exam/eiken_goukakuten.html

余談ですが、合格率10%前後の試験というと次のようなものが挙げられます。

◯一級建築士
◯税理士
◯獣医師

国家資格と英検を一概には比較できませんが、持っていると一目置かれる試験の一つであるというのは間違いありません。

英検1級における全パート共通おすすめの問題集

英検一級を受けると決めたら、こちら旺文社の過去問は必ず買ってください。

現在の自分のレベルを把握することができますし、試験の全体像を掴むことができます。

過去問に出てくる内容は、完全にマスターするまで勉強しても問題ありません。

英検1級のリーディングに関する勉強法

英検のリーディングは、TOEICのような時間勝負の試験と比べると、少ない問題数で正確性が求められるタイプです。

「わからない問題は飛ばして得意な問題に時間をかける」といった対策が通用せず、一問一問丁寧に解いていく必要があるため、語彙力は必須となります。

加えて、高度な文体に慣れるため、以下の二つの勉強法をおすすめします。

英語のニュースサイトで、英文の記事を読む

特におすすめのニュースサイトはこちらです。

The Japan Timeshttps://www.japantimes.co.jp/

日本在住の外国人向けのサイトのため、文体も語彙も初めはとっつきにくいかもしれませんが、非常に力がつくサイトです。

わからない文法や単語があれば一つ一つ調べてクリアにしていくようにしましょう。

語彙だけでなく、時事問題に関するキーワードや賛成意見・反対意見は、一次試験のライティング、二次試験のスピーキングでも使える重要な知識になってくるので、一石三鳥です。

3日で1記事のペースでも良いので、量をこなすというより、一つ一つを完璧に理解することを目標に読み進めていくと良いです。

単語帳を50周する

『出る順で最短合格!単熟語』(ジャパンタイムズ)がおすすめです。

理想は単語帳50周ですが、そこまでできなくとも、単語帳に出てくる最頻出単語をしっかり押さえましょう。

英検1級のリスニングに関する勉強法

TED Talk完全コピー

英検1級のリスニングに関する勉強法 TED Talk完全コピー

自分が発音できない単語は聞き取ることができません。

正しい発音を使い分けることができるようになって初めて、音の聞き分けができるようになります。

TED Talkなどのスピーチで、お気に入りのものを1つ完全コピーすることをおすすめします。

TED Talk URL:https://www.ted.com

その際、イントネーションやスピードも全て完全コピーするため、自分の声の高さと似ている人を選ぶのが良いでしょう。

これをすると、今まで聴き取れなかった音の塊に区切りが見えるようになり、英語がスラッと頭に入ってくるようになります。

また、英検のリスニングには「イギリス英語」と「アメリカ英語」が出てくるため、もしどちらかに苦手意識がある場合は、苦手な方を選んで完全コピーすると良いです。

しかし大前提として語彙力は必須なので、前項で触れた『出る順で最短合格!単熟語』などで積極的に語彙を増やしていきましょう。

英検1級のライティングに関する勉強法

実はかける時間に対する点の伸び率が良いのが、ライティングです。

ライティングの採点に関しては、機械ではなく人が行います。

このような語学試験のライティングでは、採点者の気分や主観に点数が左右されてしまうことを防ぐため、採点基準は、「使用語彙のレベル」「文法やスペルの正確性」「構成」「主張の内容」「文字数」などと細かく区別されています。

「主張の内容」にこだわって苦手意識を持ってしまう方が多いかもしれません。

しかし主張の内容が高度でなかったとしても、「構成」や「文法やスペルの正確性」や「文字数」の改善は意外にも得点源になりますし、ハードルは高くありません。

そのため時間がない方は、まずはライティングを対策することも戦略として有効です。

ライティングの構成

ライティングにおける理想の構成がこちらです。

◯イントロ(問題点と自分の立場を明らかにし、下記の主張①②③を提示する)
◯第一段落(主張①)
◯第二段落(主張②)
◯第三段落(主張③)
◯コンクルージョン(立場の再確認)

指定されたトピックに沿った内容で、この構成で書けていれば半分は取れるでしょう。

逆に、どんなに鋭い視点での文を書いたとしても点が稼げない人は、この構成から大きく外れてしまっているのかもしれません。

英検ではライティングの添削も効果的

無料で添削を受けるには、Hello Talkというアプリがおすすめです。

Hello Talk URL:https://www.hellotalk.com/?lang=ja

LINEのような機能で一対一でネイティブの方と会話ができる語学学習アプリですが、Twitterのようなタイムライン機能もあり、工夫次第で有効に活用ができます。

3〜4人に訂正してもらえるため、様々な意見を受けることができ、非常にありがたいアプリです。

英検1級の二次試験(スピーキング)に関する勉強法

英検1級の二次試験(スピーキング)に関する勉強法

まずは最難関の一次試験を突破することに力を注ぎます。

ここまで来たらあとは合格率60%…と油断してはいけません。

一次試験の合格発表を待ってからの対策では到底時間が足りませんので、一次試験が終わったらすぐに二次試験の対策に移ることです。

二次試験の概況

二次試験では、まず自己紹介等の簡単な日常会話が行われます。

次に5つのトピックが記されたカード渡され、その中から1つ選ぶことができます。

1分間の準備時間が与えられ、2分間スピーチをします。

その後、4分間のQ&Aが行われます。

二次試験の対策

対策として、実際に私が行ったのは次の二つです。

ネイティブの方と話す機会を設ける

オンライン英会話、大学の教授、ネイティブの友達、誰でもいいのでネイティブの人と話す機会を設けることが大切です。

なぜなら英検一級のスピーキングテストの採点基準には「発音」という項目が出てきます。

そして配点比率に「発音」が25%を占めているということです。

面接官は二人ですが、そのうち一人はネイティブの方です。

自己流ではなく現地の方にも通じる英語を話せるよう、練習相手になってもらいましょう。

英語で1時間話し続ける

毎晩寝る前の1時間でもいいので、英語で好きなことを話し続け動画に撮って見直しましょう。

ユーチューバーになった気分で、商品紹介でも良いですし、今日一日あったこと、読んだ本の紹介等、自分の好きなことについて1時間話し続けます。

これで、脳の中に英語回路を作ることができます。

さらに動画を見返し、上手く言えなかった表現をおさらいすると良いでしょう。

ここで大事なことは、言いたい単語が言えなくても、知っている単語で上手く言い換えをするということです。

7日間続けると、7日目にはよりスムーズに言いたいことが表現できるようになっているでしょう。

この英語脳の回路作りは、スピーキングにおいて必要不可欠です。

まとめ

英検1級の勉強法まとめ

英検一級のような難関試験において、試験範囲全部を網羅することは難しいため、自分に不足している力にフォーカスした勉強をすることが大切です。

例えば合格に不足している力は「語彙力」であると思ったら、語彙を増やすことに時間を割くべきです。

やみくもに参考書の1ページ目から解き始めるような勉強法ではなく、現在の自分の位置を客観的に分析したうえで勉強を始めることが合格への近道と言えます。

皆さんの受験がうまくいくよう、応援しています。