センター試験の9割超えの英語対策!パート別おすすめ勉強法

目次
有名国立大学を目指すため、どうしても高得点が必要
だけどもどうやって点数を伸ばせばよいかわからない・・・
という方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで当記事では、センター試験(英語)で9割を超える点数を取るための学習法を紹介します。
当記事を読めば、英語初心者の方でもセンター試験で高得点を取るための道筋がつかめるはずなので、ぜひとも最後までお付き合いください。
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センター試験のコツ
センター英語のリーディングの試験では6つの大問があります。大問1,2は発音・文法を中心とした問題で、大問3,4,5,6は長文読解になっています。
リスニングは4つの大問で構成されており、大問1は短い単調な会話に関する問題ですが、大問4に近づくにつれて複雑で長い会話を聞き取り、問題に答えなければいけません。
センター英語は問題文の中の単語や文法は基礎的なものばかりであるため、問題を解くこと自体はそれほど難しくはありません。
ただし、リーディングに関しては定められた時間内に解ききらなければいけないため、時間配分を間違えてしまうと、問題を解ききれなくなってしまい大量失点につながってしまいます。
長文対策の解説の部分でも説明しますが、まずは時間を気にせず解いて7割くらいの点数が取れるようになってから、時間配分を気にした勉強方法に切り替えましょう。
それでは、パート別にセンター英語の勉強を紹介していきます。
センター試験における発音対策
センター英語の試験では毎回発音に関する問題が出題されます。配点が低い上に、問題数も少ないため、多くの人は軽視しがちですが、9割を超えるためには発音の部分もしっかり対策しておく必要があります。
発音の対策としてはフォニックスを学ぶことが一番の近道です。
フォニックスは、英語圏の子供たちのために開発された音声学習法です。
フォニックスを学ぶことで、発音の基礎をマスターすることができます。
色々なウェブサイトでフォニックスの学習法が紹介されていますが、その中でも、「あいうえおフォニックス」というサイトが非常におすすめです。
URL:https://aiueophonics.com/
ただし、このサイトでは母音の発音については非常に細かく丁寧な説明が載っているのですが、子音の発音の説明があまりありません。子音の発音に関しては、参考書やYoutube等を用いて学習しましょう。
おすすめは以下の参考書です。
<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本
センター試験における文法対策
文法はセンター英語の総得点のおおよそ30%を占めています。
一問一問の配点が高いため、安定して9割を超えるためには、常に満点を取れるくらいの文法理解力が必要です。
文法問題を解く際は大きく分けて以下の二つの能力が必要です。
①イディオム(英熟語)の理解力
②基礎文法事項の理解力
まず、イディオムですが、センター英語で出題されているイディオムは限られています。
なおかつセンターで出題されるイディオムを、ほぼ網羅した参考書が多数販売されているので、それらを使ってイディオムを覚えていきましょう。
「Nextstage」は数あるイディオムを載せた参考書の中でも特におすすめの一冊です。
ここに掲載されているイディオムはすべて覚えてしまいましょう。
センター英語のレベルであれば「Nextstage」を一冊を丸々暗記してしまえばイディオムに関してはほぼわからないものはなくなるはずです。
次に、基礎文法事項の理解力です。文法事項においては「一億人の英文法」を使っての学習をおすすめします。
「一億人の英文法」は文法事項を文字で説明してくれているだけでなく、図解もしてくれているため、非常に記憶に残りやすいです。
また、後述する英語を英語で理解する際にもイメージとして文法事項を覚えるという行為は必須であるため、文法だけでなく、長文読解やリスニングにも役立つ一冊です。
センター試験における長文対策
センター英語の長文問題では文中の単語は比較的簡単なものばかりで構成されているため、読むだけならそれほど難しくはありません。
しかし、文章が長く時間制限もあるので、しっかりと対策しなければ9割を安定してとることは難しいでしょう。
ここでは、9割を超えるためのリーディング対策を紹介します。
単語を覚える
単語は必ず覚えましょう。
センター英語では文中に出る単語はほぼ完璧に分析されているため、センター特化の単語帳が数多く発売されています。
その中の一つを買って徹底的に覚えてしまいましょう。
単語帳を選ぶ際は、必ず例文が載っていてなおかつその例文を読み上げてくれるCDが付属している単語帳を買うようにしてください。
リスニング対策にもなる上、目からだけでなく耳からも単語を入れることでより記憶に定着させやすくするためです。
特に「システム英単語」がおすすめです。
システム英単語
システム英単語CD
精読力を鍛える
センター英語の試験は文の量が多いためよく速読力を鍛えないといけないと言われます。
たしかに、速読力はセンター英語では必須の能力ですが、十分な精読力なくして速読力がつくことはありません。
なので、まず精読力を鍛えてから、速読力を鍛えるようにしましょう。
※精読力=英文の一個一個を、詳細に分析しつつ読み進めていく勉強法
精読力はセンター英語の過去問を使って鍛えましょう。
まず、過去問の長文問題を時間を測らずに解きます。
その後もう一度全体の文の意味が理解できるまで長文を読みます。
こうすることで英文の理解力を鍛えることができ、精読力の向上につながります。
もし、センター英語を使うのがまだ早いと感じた方は、他の長文問題集を使ってもいいでしょう。
速読力を鍛える
ある程度精読力がついてきたら、速読力を鍛えましょう。
速読力もまた、センター英語の過去問を使って鍛えることができます。
方法はいたってシンプルで、時間を測って問題を解くだけです。
これを繰り返すことで精読力がついていれば、速読力を向上させていくことができます。
ただし、中には精読力があるにもかかわらず、速読ができないまたは速読力が向上しないという方もいるかもしれません。
そのような方は、次に紹介する方法を試してみてください。
英語を英語で理解する
英語を速読する際には、英文をいちいち日本語に変換している時間はありません。
私たち日本人は、日本語を日本語として理解、処理しています。
英語でも同じことができるようになれば、英文を読むスピードは劇的に速くなります。
また、リスニングにおいてもこの能力は必須です。
みなさんは日本語で「林檎」と言われたときに何が頭に浮かびますか?
ほとんどの人は林檎の絵または本物の林檎がすぐさま頭の中に浮かんでくるはずです。
英語でも同じで「Apple」と言われたときに、林檎の絵または本物の林檎を頭に浮かべることができれば、日本語と同じ速度で英語を理解していると言えますね。
つまり、英語を英語で理解する=英語をイメージで捉えるということです。
速読が苦手な人は
英語を聞く→日本語に変換する→イメージに変換する
という感じで英語を理解する傾向があります。
この日本語に変換するという作業を省くことによって速読力は大幅に向上します。
日ごろから英文を読む際は英語→イメージの順で理解するように心がけてください。これを繰り返すことで徐々に速読力は向上していきます。
先ほど紹介した「一億人の英文法」では文法事項や基礎単語をイメージを使って解説してくれているため、英語を英語で理解する感覚を養う際には非常に重宝します。
センター試験におけるリスニング対策
センター英語のリスニングの会話の速度は、TOEIC等の他の試験と比べると遅く、語彙もかなり少ない上に、2回問題を読み上げてくれます。
しっかりと対策すれば必ず安定して9割以上の得点を取ることができます。
ここでは4つの対策ポイントを紹介します。
リエゾンを学ぶ
英語には日本語や中国語と違って「リエゾン(リンキング)」があります。リエゾンとは単語と単語のつながりの中で音がつぶれてなくなったり、つながったりする現象です。
リエゾンをしっかり学び、自分で発音できるようになるまで練習しましょう。
IELTSの勉強法を紹介した際にも言いましたが、自分の発音できない音は聞き取ることができません。
以下の参考書がリエゾンについて詳しく解説しているため、非常におすすめです。
フォニックスを学ぶ
フォニックスもまた英語を聞き取るためには必須なので、しっかりと自分で音の違いを理解して発音できるようになるまで練習してください。
単語を勉強する
単語はリスニングでも必須です。
先ほど紹介した「システム英単語」を使って勉強してください。
例文を読み上げてくれるCDが別売りで販売されているので、単語帳と一緒に使いましょう。
リスニング力の向上につながります。
英語を英語で理解する
リーディング対策のところで紹介しましたが、リスニングに関しても同様で、英語を英語で理解できるようにならないとリスニングで9割は確実にとることができません。
「一億人の英文法」を読んで英語をイメージ化する方法を学んで、なおかつリーディングで日ごろから意識して英語を英語で理解する習慣をつけていきましょう。
そうすれば次第に、リスニングも日本語を介さずに聞き取れるようになってきます。
センター英語9割越えに向けた対策まとめ
センター英語は慣れていない人からすると難しく感じるかもしれませんが、対策をしっかりすれば9割をとることができます。
これからセンター英語の対策を始めるという人は、
フォニックス+リエゾン→基礎文法+単語→イディオム+長文問題→リスニング
の順に勉強することをおすすめします。
センター試験は基礎的な問題が中心なので、対策を取ればそこまで難しいものではありません。
対策の途中でつまずくことがあってもくよくよせず、ぜひとも頑張ってください。
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